矯正歯科治療をこれから始めようと思う方のために、矯正歯科治療の基礎知識をご案内いたします。
■矯正歯科医院の選び方、どんな歯医者がおすすめなのか
矯正歯科は専門治療です。
できれば腕の良い先生に診てもらいたいものです。
選び方のポイントとしては下記の4項目を確認してみましょう。
1、口コミなどで矯正歯科治療の臨床経験が豊富な医師を選ぶ
2、治療前に、料金について詳しく説明してくれる医院(総額と追加費用など)
3、質問に対して快く答えてくれる先生であること
4、診療時間や立地が通いやすく自分に合っているかということ
この4項目をクリアできる医院を選ぶと後悔がありません。
歯科医師はその臨床経験によって腕前が変わります。
特に歯科矯正は特別な治療なので、経験豊富な先生にお願いしたほうが綺麗に歯を直してくれます。
歯医者選びは口コミでいろいろな人の体験談から複数のお医者さんを選んで、複数の医院に行って相談してから絞り込むのがおすすめです。
特に料金の事は不透明な医院が多く、後から追加費用を請求されたりなどのトラブルもあるので納得いくまで質問して、またそれに答えてくれる先生を選びましょう。
■矯正歯科治療はいくらぐらいかかるの?
基本的な平均の治療費をご紹介します。
もちろん人それぞれですのでこれに当てはまらない場合もありますので、参考までにご確認ください。
基本的にかかる費用は下記の6項目です。
1、初診料 3,000円~5,000円程度
2、検査、診断料 30,000~50,000円程度
3、装置装着料 3~6の費用の仕組みは、医院によって異なります。
4、治療費(チェック料)
5、保定装置料
6、保定観察料
特に不透明なのが装置装着料と治療費です。
費用の目安として、歯の表側につける治療の場合は70万~110万と言われています。
また歯の裏側につけて表から見えない治療の場合は110万~150万ほどと言われています。
お子様の場合は治療費が変わりますので、費用については細かく医師に相談してみましょう。
矯正歯科治療の流れ
基本的な治療の流れは下記の通りです。
1.初診(相談・カウンセリング)
歯科医師に歯を見てもらい、治療の方針や、注意事項のカウンセリングをうけます。
またこのときに疑問や不安点や金額などの相談もしておきましょう。
2.検査
検査では歯型の採取やレントゲン撮影などを行います。
検査で出た結果をもとに、治療計画や料金を決めていきます。
3.診断~契約
前回の検査結果をもとにして、治療計画を決定します。
企保的にはこの治療計画に同意してから契約を結ぶ医院が多いようです。
まだこの時点では支払いは確定していないので、不安な事はすべてここで疑問解消しておきましょう。
ここでモヤモヤしたまま進むと、後々不満になってしまいます。
契約内容を確認し、契約書を交わします。
この契約書には治療内容の明細が記載されていますので、大事に保管しておきましょう。
4.治療スタート
きめた治療計画を元に治療を開始していきます。
患者によっては、未治療の虫歯や歯周病を先に治療してから補助装置を付ける流れになります。
また、契約した医院が歯科矯正治療専門医の場合は、別の歯科医にかかってから治療を開始します。
5.矯正装置装着と経過観察
いよいよ矯正装置を装着します。
装着後は歯磨きのコツなどの歯磨きのブラッシングの指導をうけます。
成人の場合は2~3年かけて装置を装着するため、経過観察のために何度か通院します。
通院は1か月の1回か2回ほどです。
6.矯正終了
矯正が完了し、装置をはずします。
その後歯が戻らないように保定装置を付けるよう指導をうけます。
保定装置は医師のアドバイスに合わせた期間装着し、そしてやがて保定装置も使用しなくなり、矯正が終了となります。
■最後に
矯正歯科治療は最長で3年ほどはかかる長期的な治療です。
ゆっくり歯を矯正することで、骨への負担を軽減する必要があるためこのような長期プランとなっています。
お金もかかる治療法なので、医師とのコミュニケーションはしっかりして納得できる歯科医院を探しましょう。
参考:円山さくらぎ矯正歯科